株式会社ヴォンエルフ Woonerf Inc.

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Services

Sustainability Consultingサステイナビリティ
コンサルティング

ヴォンエルフは国際認証取得に向けたコンサルティングに加え、より総合的なサステイナビリティコンサルティングをご提供いたします。

ESGアセスメント

ESG評価・情報開示コンサルティング

不動産セクターの事業主(ファンド、投資家、資産運用会社)は、気候変動、生物多様性の喪失、環境破壊、社会的な繋がりの希薄化などに関連した事業に伴うリスクと機会という非財務情報開示に関する規制・要求の進化に対応しなければならなくなっています。これらの環境・社会・ガバナンス(ESG)の課題に対応するために、事業主が利用できる様々な独立した情報開示フレームワークが開発されています。

ヴォンエルフは、以下の情報開示フレームワークを利用するためのコンサルティングやESGデューデリジェンスでクライアントを支援いたします。

  1. EUタクソノミー及びSFDR (Sustainable Finance Disclosure Regulation)
  2. 気候関連財務情報開示タスクフォース (TCFD)–気候関連の物理的事業リスクと機会の開示
  3. 自然関連財務情報開示タスクフォース (TNFD)– 生物多様性損失に関する事業リスクと機会の開示
  4. 国際サステイナビリティ基準審議会(ISSB-SASB)
  5. 建物の環境性能ベンチマーキング– Arc
脱炭素・低炭素に向けたコンサルティング

気候変動を摂氏1.5〜2.0度に抑えるためのネットゼロ達成の過程において、2030年と2050年は節目の年と言えます。ヴォンエルフは、クライアント組織のポートフォリオ全体がネットゼロ達成に向けた軌道へ移行することを支援いたします。CRREM(Carbon Risk Real Estate Monitor)やArc プラットフォームなどのツールを用いて、脱炭素化へのロードマップの策定、ポートフォリオ全体のパフォーマンスの追跡を支援いたします。

エンジニアリング ・テクニカルソリューション

LCCO2(Life-cycle carbon)とLCA(Life Cycle Assessment)

建物全体のライフサイクル評価は、投資家やテナント企業が投資や活動に伴う炭素排出量だけでなく、その他の環境影響領域にも関心を持つようになってきたことから、不動産保有企業や開発事業者の間でも認識されるようになってきました。LCAは、各影響領域の環境負荷を定量化するためのツールとして高度に標準化されたフレームワークであり、方法論として確立しています。しかし、ISOやEN(欧州基準)、RICS、BRE、USGBC、EPDプログラム運営者などの第三者機関により、その範囲や規格が異なるため、LCAの目的やプロセスを慎重に選択する必要があります。ヴォンエルフには、LCAエキスパートが所属し、これらグローバルスタンダードに準拠した評価を支援いたします。

・建設LCAの算定とレポーティング

構造・外皮から内装・機械設備等を含む建物全体、エンボディドカーボンからホールライフカーボンまで、あらゆるスコープに対応し、データ収集から第三者としてのレポーティングまでフルサポートいたします。

必要に応じて、炭素排出量だけではなく、複数の環境負荷領域(オゾン層破壊、土地・水源の酸性化、富栄養化、対流層オゾン生成、非再生可能エネルギー資源の喪失)の算出も可能です。ISO14044やISO14071に準拠した外部審査(クリティカルレビュー)についても、オプションでご相談に応じます。

・タイプIII EPD登録サポート

ヴォンエルフは建築環境のサステイナビリティ支援を得意とし、建材メーカーが環境製品情報開示(EPD)登録するためのLCA実施を支援いたします。

EPD登録建材は、LEED、BREEAM、ILFIなどの認証要件として認められています。単にEPDを登録するだけでなく、LEED等の認証制度の要求事項に沿った形でEPD登録を促すことで、サステイナビリティ認証取得を目指すプロジェクトで選定されるようサポートいたします。

ビルディング・シミュレーション

最新のツールと専門知識に根差した総合的なエンジニアリングサービスを提供します。パラメトリックシミュレーションによる建物性能評価とデータに基づいた洞察は、持続可能性に関する性能目標、居住者の健康と福祉、プロジェクトの費用対効果のバランスの取れた意思決定を可能にします。

・国内外のエネルギー性能コンプライアンス検証

新築、及び既存建築物の仕様に基づいたコンピューターソフトによるエネルギー消費量、及びエネルギーコストの算出

・感度解析とパラメトリック・スタディ

外皮の断熱性能、開口部の物性値、開口部の面積割合、空調換気設備、照明設備など、複数のパラメータを変数としたシミュレーションを行い、各要素エネルギー消費量、GHG排出量、快適性、その他の関連指標に与える影響を評価します。感度解析とパラメトリック・スタディは、LEED認証に含まれる統合プロセスの基本であり、多くのパラメータが未決定である設計初期段階において、最も影響の大きなパラメータを特定し、比較検証を行うのに有効な手法です。

・昼光シミュレーションと眺望シミュレーション

昼光・眺望シミュレーションにより、建物のデザイン、開口部の配置、日射遮蔽装置、開口部の物性値などを分析し、グレアや望ましくない日射熱取得は最小限に抑え、自然光を取りこむデザインの採用を促進し、居住者の快適性向上や、人工照明の削減に資する意思決定を支援します。

・熱的快適性の解析

日射遮蔽、自然換気、蓄熱などのパッシブデザインと、空調設備の制御やゾーニングなどのアクティブシステムの効果を多様なシナリオで評価し、ASHRAE55などの規格に従って、熱的快適性を高める最も効率的で有効な戦略策定を支援します。当社のシミュレーションでは、室内空気の速度、温度、熱放射、湿度レベル、居住者の行動などの要素を考慮します。

・デマンドレスポンスの最適化

シミュレーションチームは需用のピークを特定し、負荷管理の可能性を定量化することで、最も効果的なアクションの組み合わせを特定し、デマンドレスポンスプログラムの戦略策定を支援します。予冷、負荷軽減、エネルギー集約型業務の時間外へのシフトなど、さまざまなデマンドレスポンスシナリオをモデル化することで、各戦略に関連するエネルギー、温室効果ガス、コスト削減などを推定します。HVAC設定値の変更や機器スケジュール制御に関するデマンドレスポンスプラグラム戦略が利用者の快適性を損なうことなく実施可能か判断します。

エネルギー監査

当社のエネルギー監査サービスは、建物のエネルギー使用量、システム、運用状況を徹底的に評価します。現地調査、データ分析、性能評価を通じて、エネルギーの無駄を特定し、費用対効果の高い効率化対策を提案します。私たちの監査は、建物の外壁分析、HVACシステム評価、照明評価、制御の最適化を含みます。また、各対策の節約効果、投資回収期間、環境への影響などを考慮し、提案に優先順位を付けます。予測される節約効果をより確かなものにするため、必要に応じてエネルギーシミュレーションを実施する場合があります。

コミッショニング

コミッショニングとは、建築物の計画段階から竣工後の運用に至るまで、事業主の意図した通りに建築物が機能することの確認を行うプロセスを指します。ヴォンエルフは、事業主に代わりコミッショニングを行うことで、建築物に本来求められる性能確保を支援し、健康的で快適な空間の維持、及びエネルギー効率に優れた建築環境の実現をサポートいたします。

Recent Projectsサステイナビリティ・コンサルティング実績

排出係数予測・効用分析

(略称)不動産投資会社
2022年

建物のエネルギー効率調査、及び熱源機などの効率分析

(略称)不動産開発会社
2022年

エネルギー監査

日本GLP株式会社
2022年

タイプⅢEPD登録支援業務

黒沢建設株式会社
2022年